Web担当の方
今回は、こんなお悩みにお答えします。
この記事では、「Googleアナリティクスのセッション数」に関して、以下の内容を説明したいと思います。
- セッション数(訪問数)とは?
- セッション数とユーザー数の違い
- セッション数とPV数(ページビュー数)の違い
- セッション数の見方
現在、私は「企業HPを3つ、自身のサイトを2つ」の、合わせて5つのWEBサイトを運営しており、一番長く携わっているサイトの運営期間が2年半ほどになりました(2020年1月現在)。
セッション数は、Googleアナリティクスの分析する上で、ベースとなる指標ですので、ぜひ理解しておきましょう。
今回は、「Googleアナリティクスのセッション数」について、概要や見方などを解説していきたいと思います。
目次
セッション数(訪問数)とは?
セッションとは、「ユーザーがサイトに訪問してから、離脱する(セッションが切れる)までの一連の行動」のこと指します。
セッション数は、この「一連の行動が起こった回数」のことです。
以前は「訪問数」と呼ばれていました。名称が異なるので「違うもの?」と困惑される方もいますが、「セッション数」と「訪問数」は名称が変わっただけで、同じものです。
セッションが切れるタイミング
セッションを理解するには、「いつセッションが切れるのか?」ということを、しっかりと把握しておきましょう。
セッションが切れるタイミングは、以下の3パターンあります。
※セッションのスタートは、「サイトに訪問してきた時」なので分かりやすいね。
- 各ページのページビュー開始から30分経過した時
- 日をまたいだ時
- 参照元が変わった時
各ページのページビュー開始から30分経過した時
上図のように、ページビュー開始から30分経過したら、一回セッションが切れ、その後に違うページをクリックした場合は、別のセッションとして扱われます。
※「30分」という設定はデフォルト値で、1分〜4時間の間で設定変更が可能です。
例えば、「ページを開いたまま休憩したり、動画が埋め込まれたページで動画を見ていたり、文章を熟読していたり」などで、30分経ってしまった時が、これに当てはまります。
勘違いしやすいケースとしては、「セッション開始(訪問開始)から30分経過したらセッションが切れるのでは?」ということです。
これに関しては、下図のように、セッション開始(訪問開始)から何分経過していようと、各ページのページビュー開始から30分経過しなければ、セッションは切れません。
この点、勘違いしやすいので、しっかりと認識しておきましょう。
日をまたいだ時
上図のように、日をまたいだ時(0時)にセッションが切れます。
0時で一旦セッションが切れて、その後に違うページをクリックした場合は、別のセッションとして扱われます。
参照元が変わった時
参照元とは、サイトを訪問する前にいたサービスの名称(サイトの名称)のことです。
上図のように、別の参照元から来た場合は、別のセッションとして扱われます。
セッション数とユーザー数の違い
ユーザー数は、「指定の期間内に、そのサイトに訪問した固有のユーザーの数」のことです。
※「ユニークユーザー(UU)数」とも呼ばれます。
何回訪問しても、セッションが切れても、指定の期間の「ユーザー数は1」として、カウントされます。
上図の場合、30分経過したり、日付をまたいでいて、「セッション数は3」となりますが、「ユーザー数は1」となります。
セッション数とPV数(ページビュー数)の違い
PV数(ページビュー数)は、「ページが表示された回数」のことを指します。
上図の場合は、「セッション数は1」に対して、「PV数(ページビュー数)は3」となります。
Googleアナリティクスは、「PV数(ページビュー数)/セッション数」というデータも確認でき、この数値で「1回のセッションで、どれくらいのページが見てもらえたか」を評価することができます。
セッション数の見方
セッション数は、上図のように、[オーディエンス]>[概要]で、確認することができます。
まとめ
セッションの「行動開始から終わりまでのまとまり」という概念は、データを分析する上で重要なので、ぜひしっかり理解しておきましょう。
混同しやすい「ユーザー数」や「PV数(ページビュー数)」も、今回ご紹介したように比べてみると、違いが分かりやすいですよね。
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