インスタグラムのエンゲージメントとは?【数値の見方と反応率を上げる方法】

インスタグラムのエンゲージメントとは?【数値の見方と反応率を上げる方法】

インスタグラムで集客するために、インサイトのエンゲージメントを分析して活用したいとお考えの方へ。

「インスタグラムのエンゲージメントって何?」、「エンゲージメントってどう分析したら良いの?」、「エンゲージメント数(率)を増やすにはどうしたら良いの?」などの疑問が出ていませんか?

今回の記事では、「インスタグラムのエンゲージメント」に関して、以下の内容を説明したいと思います。

本記事の内容
  • インスタグラムのエンゲージメントについて
  • エンゲージメントの数値の見方
  • 各エンゲージメント(いいね数、コメント数、保存数)の重要度について
  • エンゲージメント数(率)を上げる方法

私は約1年半ほど、自社メンバーのインスタグラムの投稿内容やフォロワー数の伸びなどを分析しています。

1年半で1万9,000人ほどフォロワーを増やしたメンバーもおり、それらの成果から得られた知見を元に、今回の「インスタグラムのエンゲージメント」について、紹介していきたいと思います。

インスタグラムのエンゲージメントとは?

インスタグラムのインサイトで確認できる、各投稿のエンゲージメントの数値は、以下の3つの合計値です。

  • いいね数
  • コメント数
  • 保存数

本来のエンゲージメント(Engagement)の意味は、「約束」や「契約」という意味ですが、SNSにおけるエンゲージメントは「信頼度」や「人気度」を測る指標と捉えましょう。

エンゲージメントが多いとどうなるのか?

「いいね数」、「コメント数」、「保存数」が多ければ多いほど、「投稿内容(やアカウント)が人気だ」と、インスタグラムが判断してくれます。

「投稿内容が人気だ」と判断されると、以下の効果があります。

  • 投稿につけているハッシュタグの人気投稿に表示され、フォロワー以外の方にもリーチできる(インプレッションが増える)
  • 発見ページ(虫眼鏡のアイコンのページ)に表示され、フォロワー以外の方にもリーチできる(インプレッションが増える)

このように、投稿がフォロワー以外の方にもリーチするになるので、「多くの方にアカウントの存在を知ってもらうことができ、フォローされる可能性が増える」というメリットがあります。

エンゲージメントの数値の見方

エンゲージメントは、「数量」ではなく、「エンゲージメント率(フォロワー数に対するエンゲージメント数の割合)」を見ることが重要です。
※エンゲージメント率は、「反応率」とも呼ばれたりします。

エンゲージメント率
エンゲージメント率(%) = エンゲージメント数 / フォロワー数 × 100

エンゲージメント率を評価することで、各投稿の良し悪しを判断できるようになります。

例えば、以下の2つの投稿のどちらが良い投稿だったかを判断する場合、エンゲージメント数ではなくて、エンゲージメント率で評価することで、どちらがより「人気度が高い」かを、判断することができます。

  • 先月の投稿Aのエンゲージメント数が「100」、フォロワー数が500人だった場合のエンゲージメント率は「20%」
  • 今月の投稿Bのエンゲージメント数が「120」、フォロワー数が800人だった場合のエンゲージメント率は「15%」

エンゲージメント数は「今月の投稿Bの方が多い」ですが、エンゲージメント率では「先月の投稿Aの方が割合が高い」ので、「先月の投稿Aの方が良い投稿だったのでは?」と分析できます。その後、「投稿Aは何が良かったのか?、投稿Bは何が良くなかったのか?」を分析していきましょう。

各エンゲージメント(いいね数、コメント数、保存数)の重要度について

「いいね数」、「コメント数」、「保存数」は、もちろんどの項目も重要なのですが、「それぞれの重要の度合いは異なる」と考えられます。

インスタグラムのアルゴリズムは公表されてないため、正確には知り得ませんが、これまでの運営の実績上は、以下の重要度となっていると考えています。

各エンゲージメント(いいね数、コメント数、保存数)の重要度
保存数 > コメント数 > いいね数

参考として、現在運営しているアカウントの、同じエンゲージメント率だった投稿の結果を比較します。

  • 投稿αのエンゲージメント率は「38%」、インプレッション率が「459%」。
  • 投稿βのエンゲージメント率は「38%」、インプレッション率が「737%」。
※エンゲージメント率が高いのは、まだフォロワー数が少ないためです。

この2つの投稿はエンゲージメント率が高いため、両方ともフォロワー以外にもリーチでき、インプレッション率が高くなっていますが、投稿βの方が明らかにインプレッションが多いです。

この2つの投稿の何が違ったのかというと、「投稿βの方が投稿αよりも、保存数が多かった」のです。(両方ともコメントはなかったので、いいね数で考えると投稿αの方が多いです)

同じエンゲージメント率の投稿でも、「保存数が多い」投稿の方がインプレッション率が明らかに高いので、「保存数」が重要視されていることがわかります。

「コメント」に関しても「いいね」よりは重要度は高いと思われますが、他のユーザーにも見せたいかどうかの指標としては、「保存数」より重要度は低いと考えています。

エンゲージメント数(率)を上げる方法

まだフォロワー数が多くないアカウントの場合、エンゲージメント数(率)を上げるために一番重要なことは、「ユーザーにとって有益な投稿を発信する」ことです。

ターゲットの詳細像(ペルソナ)をしっかりと設定し、各ペルソナが何を求めているかを分析し、ユーザーのためになる投稿を続けること(情報をGiveし続けること)で、徐々にエンゲージメントが高まっていきます。

そして、SNSはコミュニケーションツールなので、自分から発信するだけでなく、フォロワーやその他のユーザーとコミュニケーションをとり、「信頼度」や「人気度」を高めていくことも重要です。

インスタグラムでのコミュニケーションの取り方(例)
  • フォロワーやその他のユーザーの投稿に自分からもリアクションする(いいねや、気の利いたコメント)。
  • ストーリーズで、質問をする。
  • インスタLIVEをする(Q&Aなど)。

まとめ

インスタグラムで集客するためには、エンゲージメント数(率)を分析して、投稿内容を改善していくことが重要です。

ペルソナをしっかりと設定し、以下を常に考えながら投稿を重ねていくことで、エンゲージメント数(率)を高めていきましょう。

  • 「いいね」を押したくなる画像はどんなのか?
  • 「コメント」したくなる内容とは?
  • 「保存」して、後でもみたくなる投稿はどんなのか?

また、フォロワーやその他のユーザーも、自分の投稿に反応してくれたら嬉しいので、ぜひ他のユーザーの投稿にもリアクションをしていきましょう。

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