SEO対策で内部対策を実施しようとお考えの方へ。
「SEOの内部対策ってなんだろう?、実施した方が良い内部対策の一覧を知りたい」と考えていませんか?
本記事では、下記の内容を解説します。
- SEO内部対策とは?
- 内部対策のまだ対応が必要な項目一覧
この記事を書いている筆者は、企業HPを1つ、自身のブログを2つの、計3つのWEBサイトを運営しています。
2019年1月現在、一番長いサイトの運営が1年8ヶ月になりました。
今回は、自身が独学でSEO本を何冊も読み込んだ内容や、実践から得られた情報をまとめてお伝えします。
目次
SEO内部対策とは?
Googleは「ユーザーファースト」を常に意識しているので、SEO対策で一番重要な対策は、ユーザーの問題を解決できる「質の高いコンテンツ」を「提供し続けること」です。
そして、ここで大事なのが、「質の高いコンテンツを提供し続けている」ということを、「もれなく」、「正確に」、Googleの検索エンジン(クローラー)に伝えることです。
※クローラーとは、Googleの検索エンジンの中の「各サイトの情報を収集しにいく機能」のことです。
この、検索エンジンに「もれなく」、「正確に」、伝えるための対策が、「内部対策」と呼ばれるものです。
よって、内部対策として、私たちが行うことはこの2つです。
- クローラーがサイト内を「もれなく」巡回しやすいようにする。
- サイトの内容を「正確に」クローラーに伝える。
クローラーがサイト内を「もれなく」巡回しやすいようにする
まず、「クローラーがサイト内をもれなく巡回しやすいようにする」対策方法を説明していきます。
この対策には、以下の2つのことを意識する必要があります。
- クローラーに、サイトに多く訪れてもらう。
- サイトに訪れてもらったクローラーに、サイト内を隅々まで巡回してもらう。
なので、「クローラーに数多くサイトに訪れてもらう」必要があります。
また、訪問してくれたクローラーが、より多くの情報を得れるように、「サイト内を巡回しやすい経路を作っておく」必要があります。
クローラーに、サイトに多く訪れてもらう
「クローラーに、サイトに多く訪れてもらう」ための施策は、この5つです。
- XMLサイトマップ送信
- Fetch as Googleでクロールを要求する
- RSS FeedをSerach Consoleに登録する
- WebSub/PubSubHubbub(パブサブハバブ)を導入する
- (早く多く訪問してくれるように)手持ちのサイトからリンクをはる
XMLサイトマップ送信
XMLサイトマップをGoogleの検索エンジンに送信することで、「サイトのページURL一覧」を伝えることができます。
伝えて待つだけですが、全ページを全て伝えることで、新規作成したページをクロールしにきてもらえるなどの効果があります。
WordPressを使用している方は、「Google XML Sitemaps」というプラグインがおすすめです。
「Google XML Sitemaps」を使うと以下の2点を自動で実施してくれるので、とても便利です。
- 記事作成時に自動でサイトマップを更新してくれる
- 検索エンジンへ自動で通知してくれる
Fetch as Googleでクロールを要求する
XMLサイトマップは伝えて待つだけでしたが、Search ConsoleのFetch as Google機能はクロールを要求することができます。
Fetch as Google機能の使い方がわかりやすい記事がありましたので、こちらの記事をご確認ください。
参考
【初心者向け】Fetch as Googleの使い方!0.1秒でも早くサイトをクロールしてもらう!ホワイトベアー
RSS FeedをSerach Consoleに登録する
RSS Feedとは、Webサイトの記事などの更新情報を配信するための技術です。
Feedを活用することで、新着ページのクロール頻度をあげることが可能になりますので、Feedを作成したらSearch ConsoleでFeedを登録しておきましょう。
WebSub/PubSubHubbub(パブサブハバブ)を導入する
WebSub/PubSubHubbubは、Publisher(サイト運営者)とSubscriber(フィードリーダーやGoogleのクローラー)を、繋げるHub(ハブ)として機能します。
サイト運営者が、ハブに対して更新情報を送ると、その先のフィードリーダーやクローラーに更新情報が届くという仕組みです。
WordPressを使用している方は、「WebSub/PubSubHubbub」というプラグインがおすすめです。導入するだけで、WebSub/PubSubHubbubを簡単に利用できます。
(早く多く巡回してくれるように)他サイトからリンクを貼る
評価を上げる意図の外部リンクではなく、他サイトから自サイトへの流入を意図した外部リンクを貼る対策です。
サイトに訪れてもらったクローラーに、サイト内を隅々まで巡回してもらう
「サイトに訪れてもらったクローラーに、サイト内を隅々まで巡回してもらう」ための施策は、これらです。
- サイト構造を分かりやすくする
- パンくずリストを設定する
- ナビゲーションメニューを設置する
- 重複ページを解消する
- リンクの文字を改善する
- クロールが不要なページはrobots.txtで指定する
サイト構造を分かりやすくする
サイト構造を考えるときに、少ない遷移(クリック数)でサイト全体に移動できるようにすることが重要です。
ロジックツリーを使って、分かりやすく、抜けや漏れ、重複がないサイトの構造を設計しましょう。
パンくずリストを設定する
クローラーにとってもユーザーにとっても、パンくずリストがあると、自分がどの階層にいるのか判断しやすくなります。
3階層以上あるサイトの場合は、必ず設定しましょう。
ナビゲーションを設置する
ナビゲーションは上位カテゴリにリンクを張ることができ、クローラーが巡回しやすくなります。
WEBサイトの上部に設置されていることが多い「グローバルナビゲーション」や、PCで見たときのサイドに設置されている「サイドナビーゲッション」などがあり、ユーザーが閲覧しやすいのも目的の一つですが、クローラーが巡回しやすいという目的もあるので、設置するのがおすすめです。
重複ページを解消する
クローラーは、同一のページでもURLが異なると別のページとして認識してしまいます。そして、別のページとして認識してしまうと評価が分散してしまいます。
内部リンクなど、URLは統一するようにしましょう。
- indexファイル名の有無
- wwwの有無
- httpとhttpsの違い
- 末尾のスラッシュの有無
リンクの文字を改善する
テキストにリンクを貼る時に、そのテキストがリンク先の内容を示すようにしましょう。
そうすることで、ユーザビリティが上がりますし、クローラーに正しい表記であると認識してもらえます。
クロールが不要なページはrobots.txtで指定する
クロールしてもらう必要がないページは、「robots.txt」で設定しましょう。
長くなりましたが、ここまでが「クローラーがサイト内をもれなく巡回しやすいようにする」ための内部対策です。
ここから、もう一つの内部対策「サイトの内容を正確にクローラーに伝える」ための対策方法について、解説していきます。
サイトの内容を正確にクローラーに伝える
サイトの内容を正しくクローラーに伝えるには、この3つのことを意識する必要があります。
- 1ページ1キーワードで設定する。
- 見出しタグを最適化する。
- 画像の利用を最適化する。
どんな情報が書いてある記事か?、文章が順序立って記載されているか?、などを示すためには、これらの対策が必要です。
1ページ1キーワードで設定する
色々なキーワードについて、一つの記事で解説しようとすると、クローラーにとってはどのキーワードに対しての記事かわからなくなってしまいます。
1ページ1キーワードで設定しましょう。
見出しタグを最適化する
「見出しタグを最適化する」ための施策は、こちらです。
- ページタイトルにh1タグを使う。
- h1タグには必ずキーワードを入れる。
- 文中ではh2やh3を使い文章構造をはっきりさせる。
ページタイトルにh1タグを使う
クローラーもさすがに認識できていると思うのですが、念のためにh1タグは設定しておきましょう。
文中ではh2やh3を使い文章構造をはっきりさせる
クローラーが文章構造を理解するのは、h1、h2、h3などの、タグです。
このタグは各見出しで使用するのが一般的です。正しく設定すると、ユーザーの読みやすさも向上するので、適切に使用しましょう。
h1タグには必ずキーワードを入れる
h1やh2タグ(見出し)にはキーワードを入れましょう。
ここにキーワードが入っていると、クローラーになんのキーワードを意識しているのか示しましょう。
画像の利用を最適化する
「画像の利用を最適化する」ための施策は、こちらです。
- 画像のファイル名を設定する。
- alt属性を設定する。
画像のファイル名を設定する
細かいところで、それほど重要でもありませんが、数字だけや適当なファイル名よりは、ファイル名を見て画像の内容がわかるような名称が良いでしょう。
alt属性を設定する
alt属性は「クローラーに画像の内容を説明する」ために重要です。
ここにもキーワードを含められたらなお良しです。
ここまでが「サイトの内容を正しくクローラーに伝える」ための内部対策です。
別の内部対策の記事でよく見かけること
他にも、内部対策の本や記事でこれらの内容をよく見かけると思います。直接、内部対策と関係はありませんが、対策することでメリットがあります。
- タイトルは35文字。
- meta descriptionを設定する。
- モバイルフレンドリー。
タイトルは35文字
これは、「検索結果ページに表示される文字数が35文字なので、それ以内に抑えた方がユーザーにタイトルを全て見てもらえて良いですよ」という意図です。
meta descriptionを設定する
これを設定すると、検索結果ページに表示されている「記事説明」のところに表示される文章を設定するすることができます。
これは、ユーザーのクリック率に影響を与えている要素ですので、クリックしたくなる文章を「meta description」に入力しましょう。
モバイルフレンドリー
スマフォでも見やすいように、レスポンシブデザインにしましょう。
これはユーザビリティの観点で、Googleは重要視しています。
まとめ
今後Googleの検索エンジンが、より優秀になり、SEO内部対策が不要になる時代はくると思います。
しかし、現状ではまだそこまで達していないので、Googleの検索エンジンに「もれなく」、「正確に」、評価されるために、内部対策はまだ実施する必要があります。
ユーザーの問題を解決できる「質の高いコンテンツ」を提供し続け、それを正確に評価してもらうために、内部対策はもれなく実施していきましょう。